信用取引きとは3
信用取引の必要な費用
信用取引を行う際には、担保として預入れる委託保証金及び、売買の際にかかる売買委託手数料の他にも様々な費用がかかってきます。
以下がその内容です。
◆買い方金利
信用買いを行う際に、借りたお金に掛かる金利のことですよ。
◆貸し株料
信用売りを行う際、借りた株に掛かるレンタル料です。
◆逆日歩(ぎゃくひぶ)
証券会社で貸し出す株が不足した場合に発生する費用。不足した銘柄を信用売りをしている人にかり、1株あたり〇銭という形で計算します。
◆名義書換料
信用買いをした株券が、権利確定日を跨いで未決済の場合に発生する費用のことですよ。
◆管理費
新規約定日から1か月経過毎に発生する費用です。1ヶ月以内に決済をした場合にはこの費用はかかりません。1株あたり〇銭という形で計算されます。
◆配当落ち調整金
権利確定日を跨いで未決済の取引きがある場合に、信用売りを行っている人は、配当金調整額を支払い、信用買いを行っている人は、配当金調整額を受取ることになりますね。
追証の発生に注意して
その時の相場の変動により、信用取引きを行っている銘柄に評価損が出て、委託保証金が最低限度額(委託保証金維持率)を割った際は追加で入金を行う必要があります。これを追証と言うんですよ。
委託保証金維持率は証券会社によって異なるのですが、法律で20%以上と定められています。
(例)委託保証金50万円を預入れ、150万円の信用買いを行い、株価が120万円まで下落した場合には…(委託保証金維持率は20%)
・銘柄の評価損
150万円-120万円=30万円
・委託保証金の残金
50万円-30万円=20万円
・維持すべき委託保証金
150万円×20%=30万円
・追証の額
30万円-20万円=10万円
この委託保証金は現金の他に、株券を担保として預入れることもできますが、その場合は時価の80%が担保として計算されます。あくまで時価で計算されますので、株価が下がって委託保証金維持率を割った際にも追証が発生してきます。
このような事態を避けるために、取引き可能額の限界まで取引をせず、ある程度の余裕を持って取引きしましょう。
よく使われる投資用語
信用取引きでは、株のことを「玉(ぎょく)」と言い、新規の取引き注文を出し約定することを『建てる』といいます。これらを組み合わせて以下のように表現されています。
▼売り建て(うりだて)
信用取引きで新規に売りの約定をすることですね。
▼買い建て(かいだて)
信用取引きで新規に買いの約定をすることです。
▼建て玉(たてぎょく)
まだ決済されていない株のことをいいます。
▼売り建て玉(うりだてぎょく)
『信用売り』をして、まだ決済されていない未決済株のことです。
▼買い建て玉(かいだてぎょく)
『信用買い』をして、まだ決済されていない未決済株のこと。
これらは信用取引きを説明する際によく使われるので、覚えておくと役立ちますよ。
