信用取引きとは2
信用買いについて
信用買いとは、証券会社からお金を借りて、担保として預けている委託保証金の約3倍の金額まで株を買うことが出来る取引き方法になります。
例えば、委託保証金率30%の場合、証券会社へ30万円の委託保証金を預けていれば、100万円分の株を買うことが出来ますね。
(例)委託保証金30万円、委託保証金率30%の場合
30万円÷30%=100万円 (信用取引き可能額)
ここで、3倍の取引きができるということは、利益も3倍になるのですが、損失も場合も3倍になるということなので注意が必要ですよ。
信用売りでの利益
信用売りとは、証券会社から借りた株をいったん売って、株価が下がった時に買い戻すことで利益を稼ぐ取引き方法のことです。一般的な信用売りの流れは以下のようになりますよ。
▼信用売りの注文を出す。
信用売りしたい銘柄を指定し、証券会社から株を借りて売りに出す。
▼売り注文が成立
約定すれば株と引き換えに現金が入るわけですが、このお金は証券会社に預けることになりますね。
▼株を買い戻す
自分の思惑どうりに株価が下がったら、売ったときと同じ銘柄・株数を市場で買戻します(※)。買戻しの代金は証券会社に預けているお金から支払われますよ。
▼決済
売買した差額から、売買手数料や貸株料を差し引いた金額が自分のものになるんですよ。
※すでに現物株を保有している場合には、信用売りのために借りた株券と、同種同量の株券を渡して(返して)、代金を受取る方法もありますね。
信用取引の種類について
信用取引きには大きく分けて『制度信用取引き』と『一般信用取引き』の2種類があるんですよ。
▼[制度信用取引き]
制度信用取引きとは、証券取引所が返済期限や金利などの規則を定めた信用取引きのことをいいます。
制度信用取引には6ヶ月という返済期限が設定されていて、この期限内に借りたお金や株を決済する必要がありますね。
取引きが可能な銘柄については、証券取引所が選定した銘柄に限られてきます。一般的に信用取引といった場合、この制度信用取引きのことをいうんですよ。
▼[一般信用取引き]
一般信用取引きとは、投資家と各証券会社で返済期限や金利などを自由に設定できる信用取引きのことをいいますね。
返済期限は各証券会社ごとに異なりますが、原則無期限にしている証券会社もあるんですよ。また、制度信用取引きでは扱っていない銘柄を取引きすることが可能になります。
ただし、期間が決められていないため、金利については制度信用取引きよりも高めになっていますね。
信用取引きの決済方法
[差金決済]
信用買いをしている場合には株券を売却し、信用売りをしている場合は株券を買い戻します。この反対売買により発生する差額で決済する方法ですね。
(例)A社の株を20万円で買い付け、40万円で売却した場合。
40万円-20万円=20万円が差額として受け取れますよ。
(例)A社の株を50万円で売り付け、20万円で買戻した場合。
50万円-20万円=30万円が差額として受け取れますね。
[実物決済]
実物決済とは、証券会社から借りていた資金や株式をそのまま返済する方法です。実物決済には現引きと現渡しという2つの方法がありますよ。
・現引き(げんびき)
信用買いのために借りていた、買付け代金を支払って、株券を受け取る方法
・現渡し(げんわたし)
信用売りのために借りた株券と、同種同量の株券を渡して(返して)、代金を受け取る方法
