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信用取引きとは3

信用取引の必要な費用

信用取引を行う際には、担保として預入れる委託保証金及び、売買の際にかかる売買委託手数料の他にも様々な費用がかかってきます。

以下がその内容です。

買い方金利
信用買いを行う際に、借りたお金に掛かる金利のことですよ。

貸し株料
信用売りを行う際、借りた株に掛かるレンタル料です。

逆日歩(ぎゃくひぶ)
証券会社で貸し出す株が不足した場合に発生する費用。不足した銘柄を信用売りをしている人にかり、1株あたり〇銭という形で計算します。

名義書換料
信用買いをした株券が、権利確定日を跨いで未決済の場合に発生する費用のことですよ。

管理費
新規約定日から1か月経過毎に発生する費用です。1ヶ月以内に決済をした場合にはこの費用はかかりません。1株あたり〇銭という形で計算されます。

配当落ち調整金
権利確定日を跨いで未決済の取引きがある場合に、信用売りを行っている人は、配当金調整額を支払い、信用買いを行っている人は、配当金調整額を受取ることになりますね。

追証の発生に注意して

その時の相場の変動により、信用取引きを行っている銘柄に評価損が出て、委託保証金が最低限度額(委託保証金維持率)を割った際は追加で入金を行う必要があります。これを追証と言うんですよ。

委託保証金維持率は証券会社によって異なるのですが、法律で20%以上と定められています。

(例)委託保証金50万円を預入れ、150万円の信用買いを行い、株価が120万円まで下落した場合には…(委託保証金維持率は20%)

・銘柄の評価損
150万円-120万円=30万円

・委託保証金の残金
50万円-30万円=20万円

・維持すべき委託保証金
150万円×20%=30万円

・追証の額
30万円-20万円=10万円

この委託保証金は現金の他に、株券を担保として預入れることもできますが、その場合は時価の80%が担保として計算されます。あくまで時価で計算されますので、株価が下がって委託保証金維持率を割った際にも追証が発生してきます。

このような事態を避けるために、取引き可能額の限界まで取引をせず、ある程度の余裕を持って取引きしましょう。

よく使われる投資用語

信用取引きでは、株のことを「玉(ぎょく)」と言い、新規の取引き注文を出し約定することを『建てる』といいます。これらを組み合わせて以下のように表現されています。

売り建て(うりだて)
信用取引きで新規に売りの約定をすることですね。

買い建て(かいだて)
信用取引きで新規に買いの約定をすることです。

建て玉(たてぎょく)
まだ決済されていない株のことをいいます。

売り建て玉(うりだてぎょく)
『信用売り』をして、まだ決済されていない未決済株のことです。

買い建て玉(かいだてぎょく)
『信用買い』をして、まだ決済されていない未決済株のこと。

これらは信用取引きを説明する際によく使われるので、覚えておくと役立ちますよ。

信用取引きとは2

信用買いについて

信用買いとは、証券会社からお金を借りて、担保として預けている委託保証金の約3倍の金額まで株を買うことが出来る取引き方法になります。

例えば、委託保証金率30%の場合、証券会社へ30万円の委託保証金を預けていれば、100万円分の株を買うことが出来ますね。

(例)委託保証金30万円、委託保証金率30%の場合

30万円÷30%=100万円 (信用取引き可能額) 

ここで、3倍の取引きができるということは、利益も3倍になるのですが、損失も場合も3倍になるということなので注意が必要ですよ。

信用売りでの利益

信用売りとは、証券会社から借りた株をいったん売って、株価が下がった時に買い戻すことで利益を稼ぐ取引き方法のことです。一般的な信用売りの流れは以下のようになりますよ。

信用売りの注文を出す。
信用売りしたい銘柄を指定し、証券会社から株を借りて売りに出す。

売り注文が成立
約定すれば株と引き換えに現金が入るわけですが、このお金は証券会社に預けることになりますね。

株を買い戻す
自分の思惑どうりに株価が下がったら、売ったときと同じ銘柄・株数を市場で買戻します(※)。買戻しの代金は証券会社に預けているお金から支払われますよ。

決済
売買した差額から、売買手数料や貸株料を差し引いた金額が自分のものになるんですよ。

※すでに現物株を保有している場合には、信用売りのために借りた株券と、同種同量の株券を渡して(返して)、代金を受取る方法もありますね。

信用取引の種類について

信用取引きには大きく分けて『制度信用取引き』と『一般信用取引き』の2種類があるんですよ。

▼[制度信用取引き]
制度信用取引きとは、証券取引所が返済期限や金利などの規則を定めた信用取引きのことをいいます。

制度信用取引には6ヶ月という返済期限が設定されていて、この期限内に借りたお金や株を決済する必要がありますね。

取引きが可能な銘柄については、証券取引所が選定した銘柄に限られてきます。一般的に信用取引といった場合、この制度信用取引きのことをいうんですよ。

▼[一般信用取引き]
一般信用取引きとは、投資家と各証券会社で返済期限や金利などを自由に設定できる信用取引きのことをいいますね。

返済期限は各証券会社ごとに異なりますが、原則無期限にしている証券会社もあるんですよ。また、制度信用取引きでは扱っていない銘柄を取引きすることが可能になります。

ただし、期間が決められていないため、金利については制度信用取引きよりも高めになっていますね。

信用取引きの決済方法

[差金決済]
信用買いをしている場合には株券を売却し、信用売りをしている場合は株券を買い戻します。この反対売買により発生する差額で決済する方法ですね。

(例)A社の株を20万円で買い付け、40万円で売却した場合。

40万円-20万円=20万円が差額として受け取れますよ。

(例)A社の株を50万円で売り付け、20万円で買戻した場合。

50万円-20万円=30万円が差額として受け取れますね。 

[実物決済]
実物決済とは、証券会社から借りていた資金や株式をそのまま返済する方法です。実物決済には現引きと現渡しという2つの方法がありますよ。

・現引き(げんびき)
信用買いのために借りていた、買付け代金を支払って、株券を受け取る方法

・現渡し(げんわたし)
信用売りのために借りた株券と、同種同量の株券を渡して(返して)、代金を受け取る方法

信用取引きとは

信用取引について

信用取引とは、証券会社にお金や株を借りて、担保として預けている委託保証金の3倍程度まで売買することができる取引方法のことです。

お金や株を借りて取引を行うので、一般的に「信用取引は危険」と言われますが、現物取引にはないメリットがあり、実際に多くの投資家が信用取引を利用して株式投資を行っているんですよ。

信用取引は、手持ち資金以上の取引ができるのでリターンが大きくなるのですが、反対にリスクも大きくなります。株式投資の経験を十分に積んでから始められることをおすすめします。

信用取引のメリット

信用取引には大きく分けて2つのメリットがありますよ。

レバレッジ効果
最大のメリットとしては証券会社に一定の担保を差入れることにより、約3倍の取引ができる事ですね。これをレバレッジ効果と言い、少ない投資金額で多額の取引が可能となり、思惑どうりに株価が動けば大きな利益を得る事ができるんですね。

信用売りが可能
証券会社から借りた株をいったん売って、株価が下がった時に買い戻すことで利益を稼ぐ取引方法のになります。

つまり、通常の現物取引と180度逆で、借りた株を出来るだけ株価が高い時に売っておき、安く買い戻して決済する、これによりその差額が利益になります。

信用売りを行うことにより、相場が下落の傾向にあっても利益を得る事ができますよ。

信用取引の始め方

信用取引を始めるためには、信用取引口座の開設と、委託保証金の預入れが必要になりますね。

[信用取引口座の開設]
信用取引を始めるには、一般の証券口座とは別に、新たに信用取引口座を開設する必要があるんですよ。信用取引口座の開設には審査があり、一定期間以上の株式投資の経験がなければ口座開設ができないなどの規約があります。

[委託保証金の預入れ]
お金や株を借りる担保として、委託保証金の預入れが必要になりますよ。金額については各証券会社の定める『委託保証金率』によって異なるのですが、売買代金の30%以上で30万円以上からが原則となりますね。

委託保証金は現金の他に、株券をもって担保として預入れることができるんですが、その場合は時価の80%が担保として計算されますよ。

株取引にけるルール(主な不正取引)2

買い上がり・売り崩し

ある特定の銘柄の株価を高くしたり安くすることを目的に、現在値を上回る(下回る)価格の注文を継続して繰り返し、他の投資家に株価が上昇や下降しているように思い込ませ、他の投資家を取引に誘い込む行為のことを言います。

上値・下値で買付けることがすべて違法行為となるわけではないのですが、継続的に行う場合には注意が必要ですよ。

高市場関与率とは

株価に影響してくるような、高い市場関与を複数日に渡り継続的に行う行為です。

例えば、出来高の少ない銘柄において、多量の注文を何日も出し続け、株価を上げる行為が該当しますね。

市場関与率が高いということだけで、直ちに法令違反になるわけではありませんが、市場関与率が継続して高くなるような場合には注意が必要になってきますよ。

終値関与について

特定の銘柄の終値を高くしたり安くすることを目的に、相場の終了まじかに多量の発注をし、終値を高値や安値で終わらせることを目的にした行為のことをいうんですよ。

インサイダー取引

この言葉は、みなさんもTV等でよく聞いていると思います。

どういう事かというと、
会社の重要な情報を知り得る立場にある、会社役員や取引先等の会社関係者が、その会社の株価に影響を与える重要な情報を知り、その情報が一般に公表される前に、その会社の株式等を売買する行為をいうんですね。

インサイダー取引などの規制を守った上で、会社役員や取引先等の会社関係者が、自社株を売買すること自体は問題ないんですよ。

いろいろと株取引にけるルール(不正行為等を含め)をご紹介してきましたが、悪意のある行為をしない限りは、めったにルールを違反することないので安心して株式投資に取り組んでくださいね。

株取引にけるルール(主な不正取引)

風説の流布について

風説の流布とは、株価の動きを操作する目的で虚偽の情報(風説)を流すことです。

厳密にいえば、インターネット上の書き込み掲示板などを使って、自分の投資に有利に傾くよう虚偽の情報を流す行為なども該当しますね。

また、虚偽とは言い切れなくても、合理的な根拠のないウソの情報であれば風説の流布とみなされてしまう場合があるので注意が必要ですよ。

仮装売買・馴合売買

[仮装売買]
他人に誤解を生じさせる目的をもって、同一人物が、同一銘柄を同時期に、同じ価格で、売りと買いの注文を行う権利の移転を目的としない仮装の売買取引のことなんですよ。

[馴合売買]
あらかじめ連絡を取り合った者同士が行う、仮装売買と同様の取引きです。特定の顧客間で買い・売りの注文を成立させる売買になります。

例えば、自分で売り注文を出し、自分が買い戻すことを繰り返し行い、出来高を増やす事により、取引が活性化しているように見せかける虚偽の行為等が『仮装売買』に該当します。仮装売買を仲間内などの他人と行うことを『馴合売買』といいます。

見せ玉

自分の注文を有利に導いていくため、約定の意思がない大量の買付(売付)注文を頻繁に発注・取消・訂正を行い、あたかも取引きが活発であると見せかけようとする注文のことです。

例えば大量の指値の買いや売り発注を出し、約定する前に注文を取り消す行為などが該当しますね。

株価固定

ある特定の銘柄等の株価を固定することを目的に、同一価格等での注文を継続して発注する取引きのことです。

たとえば、ある価格帯に大量の指値注文を買いと売りに出して、その間、株価を維持させる行為をいうんですね。

また、株価の下降・上昇を抑える効果を持つ、大量の注文を発注する行為も該当してきますよ。

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